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存在認知 / ポートレートと心理学

私の写真展はいつ行う場合でも今ここまで生きて来た年齢分の人生、今ここの自分の存在を昇華した表出的表現になっています(そして時々、交渉)。

故に、皆さんが写真展の場にいらっしゃる数分や数時間ではとてもその全てを伝えきることはできません。


ある程度はタイトルに沿って絞り込もうと考えながらも、今ここ迄の人生や今ここの存在はこれまでの経験と学びにより円環的に形成されているため、何処を切り取っても結果的には全てに繋がってしまいます。


しかし、それらの表出・表現は根本のコンセプトである「存在認知/ストローク」から外れることはありません。


そして作品にはその時々で異なりますが常に余白を残してあります。

見る方々が、コンセプトを心に留めながら、その余白を活かし想像を巡らせ、ご自身の今ここの存在そのもの(存在認知)を少しでも意識していただけたなら、私の作品を通しての「交渉」は達成されたと考えています。


追記 :

①「存在認知/ストローク」の定義とは、

あなたがそこにいることを、私は知っている。

② コミュニケーションは

「表出」→「表現」→「交渉」の3段階で構成されている。

③心理学における「昇華/sublimation」とはフロイトが言う防衛機制の一つで、秩序ある社会の中では実現不可能な目標や葛藤、満たすことができない欲求から、別のより高度で秩序ある社会に認められる目標に目を向け、その実現によって自己実現を図ろうとすること。例えるとスポーツやアートなどの場においてクリエイティブで高貴なパフォーマンスを行うことにより自己実現を図る。

④ 自己実現とは、カール・ロジャーズが言うところの「健全な人間は、人生に究極の目標を定め、その実現のために努力する存在である」

また自己実現論としてマズローの欲求段階説があり、それはピラミッド型で一番上から下記の通りである。

1.自己実現の欲求 (Self-actualization)

2.承認(尊重)の欲求 (Esteem)

3.社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)

4.安全の欲求 (Safety needs)

5.生理的欲求 (Physiological needs)



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