​嘘のない、純粋性を描写するポートレート

他者との信頼関係を構築するにあたり1番大切なものである自己一致。

他者との信頼関係などと聞くと他者に対しての何かしらのアプローチを考えるかもしれませんが、先ず最初に意識することは自分自身の自己一致。

自己一致を簡単に言うと、感じている、思っている、考えていることなど自分の中に在るものと外に現す言葉や仕草、行動が一致していること。

またはその自分の中に在るものを外に現わす時の言葉や仕草、行動が意識できていること。

故に自己一致は「純粋性」とも言われています。

僕自身も臨床心理学を学んだ以降の14年間、今でもずっと自己一致(純粋性)を日々意識しながら生活していますし、心理学のレッスンやカウンセリングでのレクチャーにおいても頻繁にお伝えする最も大切なスキル(個人的に自己一致はスキルと言っても良いかと)のひとつです。

そして本職であるポートレート専門のフォトグラファーとしても、被写体と関わる前に先ず自身の純粋性を意識した上で、『自分に対しても、被写体に対しても、嘘のないシャッターを切る』ことに努めています。

撮り手側である僕が自分自身の純粋性を意識しながら、他者(被写体)の純粋性を描写することに集中する。

それは被写体となった体験者のみが感じることができる、ちょっと不思議な感覚のポートレートかもしれません。