Chapter3:スタイルの構築と他者からの存在認知

これまで心の外在化というある意味表出に近いところで自由にシャッターを切っていた僕が商業フォトグラファーとしての立ち位置を考えた時、進むべき方向を見失いました。商業ベースに乗せるには「表出」から「表現」に変えなければならない。そんな時に依頼された舞踏家やダンサーの撮影は、フォトグラファーとしてのスタイルを構築するヒントとなり「静」と「動」という二つのテイストを個性として未来に繋げることができました。この辺りから僕の存在認知は自分自身を対象とした段階から、他者からの存在認知も意識する段階へと突入していくことになります。