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存在認知/ストローク "あなたがそこにいること、私がここにいること"
僕にとっての作品とは、存在認知そのもの。
他者を撮るポートレートにおいては、「あなたがそこにいることを私は知っている」から始まる。
そして、そのポートレートをあなた自身が眺めることで、「私がここにいることを私は知っている」という自己の存在認知へとつながる。
また、私自らの作品にお
5 時間前


僕が自転車に乗らなくなった理由 / 自転車の乗り方から伺える民度
若い頃は都内でもよく自転車に乗っていましたが、今ではすっかり乗らなくなりました。
その理由は、「不便」。
一車線で道幅も広くなく、人も車も少ない田舎道を走るのなら心地よいのですが、都会の街中では違います。
道路交通法を守りながら走ろうとすると、とにかく不便さを感じるのです。
向こう側に渡るのも面倒ですし、どこかに用事があっても駐輪場所は限られ、走れるスペースすらわずか。
そうした積み重ねが理由で、僕は自転車に乗ることをやめました。
街を歩いていると、半数以上の自転車がルールを守っていないように感じます。
僕は、自転車の乗り方からも「民度」が透けて見えると考えています。
2 日前


ポートレートの可能性 / 死ぬまでにもう一度作りたかった自分にしかできないもの
私がフォトグラファーとして復帰した時、広告出版業界の頃とは違う、何か他の、誰にも真似できない独自の立ち位置を築こうと考えました。
かつてストリートファッション誌の表紙などで表現していた、私のポートレートスタイルやビジュアルは、他のフォトグラファーやファッション誌に模倣され、大きな悔しさを味わった経験があります。
だからこそ、死ぬまでにもう一度オリジナルなスタイルを確立したい。
その強い意志のもと、簡単には模倣できないであろうコンセプトに着目し試行錯誤を重ね、ここまで歩んできた結果…
「存在認知/ストローク」
を根底としたポートレートに辿り着きました。
そのコンセプトの内容は以下の通りです。
9月1日


フォトグラファー 第一幕
第一幕
Parisで個展を行っていた時代
身体が弱かった幼少期や、表現・表出を素直に行うことができずに自分を抑えていた子ども時代の未経験や未学習を取り戻し、更に社会の中でひとりで生きていくための自己効力感を習得するための時間であった。
第二幕
がむしゃらな商業フォトグラファーの時代
ここではコミュニケーションの基本と言われている「表出・表現・交渉」をビジネスの場で実践しながら学び、学びながら実践していた時代。
なかでも多くを占めていたものは、自分が持つ専門的知識と専門的技術と感性(これらを表現と呼ぶ/一部表出)を
8月11日


My portrait photography concept a doorway to becoming.
“The answer you seek lies within that single frame.”
The portraits I create are devoted to a singular focus.
At their core flows the philosophy of acknowledging existence—
what psychology refers to as a stroke, defined as:
“I know that you are there.”
8月4日


静寂の向こう / Beyond the Silence
自分を生きようとすればするほど、世界は遠ざかり、
その果てに、孤独の静寂を愛するようになる。
けれど、耳の奥や頭の中で低く唸り響くモーター音の様な慢性的な耳鳴りが、その貴重な静寂さえも掻き乱す。
だが皮肉なことに、その耳鳴りと難聴のおかげで、
世間の雑音は幾分か遠のいているのだ。
The more one strives to live true to oneself,
the more the world drifts away,
and at the end of that distance,
one learns to love the stillness of solitude.
Yet, a chronic ringing—
like the low hum of a motor echoing deep within the ears and head—
disturbs even that precious silence.
And yet, in a cruel irony,
it is this tinnitus a
7月29日


孤独はポジティブ、さみしさはネガティブ / その詩的な異なり
ひとりで過ごす静かな午後、
風の音が胸の奥に染みわたり、
雲が流れてゆくのを眺めながら、
誰にも触れられない自分の声を聴いている。
それは、満ち足りた沈黙。
世界との境界がゆるみ、
すべてが内なる対話へと変わっていく。
別れのあとに訪れる夜や、
差し出した言葉が届かないとき、
胸のどこかが冷た
7月10日


やはり鍵を握るのは教育。
フィンランドのように、日本より二桁も少ない人口で国家を運営している国だってあるのです。つまり、人の質が上がれば、日本でもきっとできる。
結局のところ… やはり鍵を握るのは「教育」です。
人を育てることに本気で向き合わなければ、社会の根底は変わりません。これからの日本を再構築していくためには、一人ひとりが自分の頭で考え、専門性を持って行動できるような人材を育てていく。それこそが、本当に必要な教育なのではないでしょうか。
7月7日


狐色のRalph Lauren
狐色のRalph Lauren
なんと、あの時に捨てたと思っていたラルフローレンの狐色のブーツが、クローゼットの奥にあった古びた収納ケースから出てきました!
このところは60歳を手前にして30代の頃のコーディネートに戻りつつあるので、当時身につけていたものとの再会に感極まっています。
7月2日


部屋の整理と自分の人生
このところ考えることがあります。
家にある「物」の見える化をやらなくてはいけない(wantではなく、あえてのmust)。
頭や心の中にある思考や感情は、日々の言葉(文章)による外在化(見える化)で、ある程度の整理整頓はできていますが、物理的な物の見える化はきちんとできていません。
僕の場合のその「物」とは、洋服や靴、そしてフィルム時代に仕事や作品撮りで撮影したフィルム、ポスターやカタログ、雑誌の表紙などの印刷物です。
見える化するにもスペースに限りがあるため、捨てるという選択も必要となりますが...
6月25日


中年期の危機(Midlife Crisis)において意識的に行っていたこと
僕が中年期の危機(Midlife Crisis)の渦中において意識的に継続していたこと。
①軽いジョギング
②書くこと(外在化)
③自分の専門カテゴリー以外の勉強
①のジョギングは脳の活性化のため。
中年期の危機においてはネガティブな思考になってしまうことも珍しくないため、ほぼ毎日ジョギングという有酸素運動で脳の活性化を行っていた。
これにより次の「書くこと」においても比
6月18日


フォトグラファー35周年 / MAL
つい先日、フォトグラファーとしての30周年記念の個展を開催したばかりだと思っていましたが、気がつけば今年で35周年を迎えました。
今もこうしてシャッターを切り続けていられるのは、支えてくださる皆様、そして深く理解してくださる方々の存在があってこそだと、あらためて強く感じています。
いつも本当にありがとうございます。
それにしても、多くの方が口を揃えておっしゃる通り、年々時間の流れの加速度が増していき、日々その実感に驚かされています。
30周年の個展を開催した当時は、ちょうどコロナ禍が始まった頃で、街から人の姿がほとんど消えていた時期でした。
6月7日


中年期の危機を経て辿り着いたポートレートの可能性
Recognition of Existence / STROKE
“The answer you seek lies within that one frame.”
I would never have arrived at this without going through the Midlife Crisis—
and of course, without every experience and lesson I’ve carried with me since childhood.
It’s all of it that shapes who I am, here and now.
5月30日


存在認知(ストローク)/ あなたの欲しい答えは、その一枚のなかに在る。
各々の個人差や気づきの大なり小なりもあると思いますが、気づきに繋がるその過程で選択した行動そのものにも意味があり、そこで見つけた答えを受け入れたその先にある成長は、顔や仕草、振る舞いなどとして現れ、次のポートレートにも描き出されていくことでしょう。
5月19日


言葉のない詩(うた)
雨の音に重なる空気と草の匂いが心地よい
嫌いな天気はひとつとしてなく
今日も私たちはこうして生きている
5月17日


あなたの欲しい答えは、その一枚の中に在る / 存在認知(ストローク)
あなたの欲しい答えは、その一枚の中に在る / 存在認知(ストローク)
各々のポートレートの中に、ご本人が欲しかった答えが在るためには、様々を削ぎ落とし、撮影者である私の感情や思考をのせない撮影スタイルに努めることですが、信頼関係の構築はある程度必要なため、状況によっては非言語の他にも最低限の言語的コミュニケーションが必要となります。
5月8日


セルフ-カウンセリングとチャットGPT / 言葉による心の外在化
心理カウンセリングにおける気づきが出てくるあの瞬間そのものがアートであり、ポートレート撮影と同じものであると、私は感じています。
4月10日


あなたの欲しい答えは その一枚の中に在る / 存在認知・ストローク
今ではポートレート撮影のコンセプトを
"「存在認知/ストローク」
あなたの欲しい答えは、その一枚の中に在る。"
としていますが、当時はその自ら撮影したポートレート群の中に僕自身が答えを求めていたこともあり、それをきっかけとして現在のコンセプトへと繋がっていくのでした。
4月3日


眼鏡と映画、そして帽子もね!
今回のセルフポートレートにおける帽子とメガネの雰囲気も元はといえば
監督 Federico Fellini
主演 Marcello Mastroianni
映画「8 1/2・Otto e Mezzo」
へのオマージュからでした。
3月3日


The Crockett & Jones I always wear.
愛用のクロケットアンドジョーンズ
2月9日
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